「ハロプロとジャニと百合と薔薇」への言及(2004/3/5)

(id:gerbera:20040304)モーヲタと百合の甘い関係
またレコード屋のアイドルな日々のraffineさんからメールをいただきました。引用の許可をいただきましたので、以下に引用します。

その後も進展しているようですが(笑)、同人やJ禁方面からのアプローチって思いつかなかったんで面白かったです。
女性アイドル側のいわゆるミニコミ・同人って、今現在はよく知りませんが80年代後半〜90年代前半当時の方向性は

  • 大学歌謡研系に代表されるインタビュー&評論&コラム誌
  • 上記の対象タレントを一人に絞った個人誌
  • 絵師イラスト・4コマ等のパロ漫画中心誌

多い順でこんな感じ。過半数…というか8割くらいが上ふたつで、妄想小説系とかエロ絵系は圧倒的に少数派でした。
85年前後から「よいこの歌謡曲」「あいどる倶楽部」と大学歌謡研系が牽引して始まったアイドルミニコミ文化はMacがなければDTPなんかできねぇという声を一掃するZs Word JG(一部笑)というPC98で動くソフトやら、高性能ワープロ専用機の登場もあって1990年頃には猫も杓子もミニコミ出すようになります。TPDではメンバー全員に個人誌があったという伝説とか(笑)。
そして、92〜93年頃には大学歌謡研系が軒並み縮小もしくは廃刊、個人誌は乙女塾とSKiに偏りw、アイドルミニコミ文化は縮小をたどるのです。
考えてみるに、インタビュー&コラム誌は当人インタビューがあってのものでした。ミニコミ文化に対するスタッフ側の理解があったので、プロモーションとしてノーギャラで受けてくれるのが普通のことでした。妄想しなくてもリアルで作ることが可能だった(笑)。
つまり、妄想とリアルとどっちが楽しいかと言われて、リアルを選択する人のほうが単純に多かった、ということなのかもしれません。
90年代中期にミニコミ文化が衰退していったのは、制作者側がモラトリアムから脱出せざるを得なくなった(要するに大学を卒業した)ことが大きいですね。そして、後継者は「冬の時代」故に育たない。乙女塾が終わるあたりで完全に息の根を止められたイメージがあります。