ヲタクにおける3つの世代

 オタク第一世代ではないうえ資料も持ち合わせていないので数少ない経験をお話するしかないのですが、今ぱっと思い出せる中でお会いしたことのあるオタク第一世代の女子ヲタで現役ヲタだったのは二人で、お二人とも旦那様もオタクでした。オタクと結婚できなきゃ維持できないことの証拠かしらなんて、これだけでは考えるに値しないサンプル量ですが、こういう例をたくさんトラバでもして蓄積すればそれなりにへーと思える量になるんではないかなあと。どこかでアウシターナの集いとかやってないの。風虎日記のみのうらさんておいくつなのかな。(id:nigo:20050524#p2)

第一世代を昭和30年代生まれと仮定すると、第二世代は昭和40年代生まれ、第三世代は昭和50年代生まれになるんじゃないかと勝手に仮定します。昭和50年うまれの人*1とか昭和40年うまれの人もいるけど、とりあえずおおざっぱにね。

んで多分……多分だけど、風虎日記のみのうらさんは第二世代じゃないかと勝手に推測。あくまで印象です。印象。SF大会や、ニフティの話や、読まれている書籍から、勝手にずっと自分より年上だと思っていたという私の印象だけなので、あてになりません。ものすごーく博識で大人な文章を書く人が自分より年下だったこともあるしね。

で、id:nigoさんが書かれていた第一世代(現在40代)の女ヲタクですが、私は不幸にしてほとんど第一世代の女子ヲタを存じ上げないのです。たった1人知っている方は、結婚出産後もフリーライターの仕事を続けている*2、ダンナさんもヲタクというご夫婦でした。

やっぱり結婚相手もヲタじゃないと、なかなかヲタライフは続けられないのでしょうか。多分ヲタ職業の職場結婚ですよね。ただこの世代の方たちって、ネットが普及したことによって、突然ヲタに復帰した人がいるような気がします。こどもも手が離れたくらいの時期なのかな。

ちなみに私がよく知っているのは第二世代のおねえさま方(現在30代)で、彼女たちは一様にして独身であるか、または既婚子なし。独身の方は二桁、既婚子なしの方は一桁存じ上げております。あこがれちゃうような生活の人とそうでない人いろいろだなあ。いわゆる負け犬世代のおねえさまたちですね。三十台、独身、子なしっつー条件が見事にあてはまりますもの。いや彼女たちが負け犬かどうかはさておき。

んで結婚適齢期と思われる第三世代の女子ヲタ(現在20代)ですが、ちょっとリベラルになってきたかなあ、というのが私の印象。当然独身率が高いのですが、既婚子持ち*3もちらほら。ダンナがヲタクっつーのは当然アリですが、ダンナがヲタじゃなくてもヲタライフが続けられる、という。そして隠してもいない。これはネットの発達のおかげなような気がしないでもないんですが、いかがでしょうか。でもこれは昨年結婚してしまった私*4が感じる印象にすぎないので、もしかすると気のせいかもしれません。

個人的なサンプルデータとして私の話をすると、ダンナさん(ひとつ下)はいわゆるオタクではありません。仮にオタクだとしても、アニメやコミック……というか萌え産業を理解はしてますが、自分が萌える人ではありません*5。ただし、オタクには理解がある。でも彼の場合、漫画やゲームというものに当たり前に触れている世代なのと、私がヲタク産業に従事する、プロのヲタク(わらい)だからなんでしょうね。嫁の仕事*6に関しては、ダンナさんの両親も了解済みという恐ろしい状況です。でも、これはダンナさんのご両親がともにTV業界の人(お父さまは現役)っつーのもありそう。ダンナさんの両親が公務員だったり、普通のサラリーマンだったりしたら、仕事を正直に話すのはつらいような気がするし。私は幸運なサンプルといえるかもしれませんね。*7

*1:私だ

*2:それもJUNEのライターだ!

*3:3人知ってますが、うち2人が20代前半結婚出産

*4:今年で30の昭和50年うまれ。ギリギリ第三世代

*5:嫁に連れられて行ったアイドルには大ハマリはしてますが

*6:エロありのヲタク業界人

*7:つーかここだけの話、彼の両親が私の仕事に理解があったからこそ、結婚したともいえるわけで。入籍日に徹夜で仕事をしていて、ご両親への挨拶後「今朝まで徹夜で仕事してたんで、ちょっと寝かせてください……」と言ってぐうぐう眠ってしまう嫁ですから。ほんと、すいません。お義父さん、お義母さん……。